2026年4月09日

歯科医師監修:小糸 潤(院長)
自分の口臭、気になったことありませんか?
こんにちは。紬デンタルオフィス四谷三丁目の歯科衛生士Cです。
マスクを外した瞬間や、人と近くで話すときに「大丈夫かな」と不安になる方は多いと思います。ただ実際には、口臭は自分では気づきにくく、周りからも指摘されにくいものです。
毎日歯磨きをしていても口臭がある人は珍しくありません。結論から言うと、口臭のほとんどは「口の中」に原因があり、その多くは歯ブラシだけでは取りきれない汚れによって起こっています。
では、具体的に何が原因になっているのでしょうか。
口臭の具体的な原因とは?
お口の中に原因がある場合(約9割)
舌の汚れ(舌苔)
舌の表面は細かい凹凸があり、食べかすや細菌が溜まりやすい構造になっています。ここに細菌が増えることで、独特のニオイが発生します。

歯周病
歯ぐきに炎症があると、細菌によってガスが発生し、強い口臭の原因になります。しかも歯周病は初期だとほとんど痛みがないため、本人が気づいていないケースが非常に多いのが特徴です。

歯と歯の間の汚れ
歯ブラシの毛先が届くのは、お口全体の約6割と言われています。残りの4割、つまり歯間にある汚れが発酵し、ニオイを放つのです。フロスや歯間ブラシを使っていない方は、ここが原因になっていることがほとんどです。

ドライマウス(口の中の乾燥)
唾液が減ることでお口の中の自浄作用が低下し、細菌の働きが活発になることで口臭が発生します。
むし歯・根の病気(根尖病変)
むし歯の穴に詰まった汚れが細菌によって分解され、ニオイの原因になります。さらに虫歯が進行して神経が死ぬ(歯髄壊死)と、内部で細菌が増殖し、膿が溜まることで強い腐敗臭を伴うこともあります。

全身の病気が隠れている場合
消化器系の病気
胃炎、胃潰瘍、逆流性食道炎の場合は、胃酸が逆流することにより口の中に酸っぱいニオイがあがってくることがあります。
耳鼻咽喉系の病気
副鼻腔炎や喉の炎症によって、膿や細菌が原因で口臭が発生します。
その他
・糖尿病
血糖値のコントロールが難しくなると甘酸っぱいニオイがします。
・肝臓病
肝機能が低下すると有害なアンモニアを尿素に分解できず、血中に増えて呼気からアンモニア臭が排出されます。
・腎臓病
血液のろ過機能が低下し、腎臓から排出されるべき老廃物が口からでてきます。
👉️実際には、歯周病と歯と歯の間の汚れが重なっているケースが多く見られます。
では、自分の口臭はどうやって確認すればいいのでしょうか。
口臭セルフチェック
👉️手のひらやコップに息を吐いて嗅いでみる
👉️フロスを通したあとにそのニオイを確認する
特にフロス後のニオイが強い場合は、歯と歯の間に汚れが残っているサインです。
では、どうすれば改善できるのでしょうか?
【原因別】口臭を根本から改善する方法
「汚れ」が原因なら:徹底した除菌ケア
フロスや歯間ブラシの使用
歯ブラシでは届かない部分の汚れを取り除けるため、口臭予防には欠かせません。毎日が難しい場合でも、まずは数日に1回からでも取り入れてみましょう。

舌のケア
専用の舌ブラシややわらかいブラシで、優しくなでるように清掃するだけでも、口臭は大きく変わります。

ゼオライト配合の歯磨き粉の使用(化学的コントロール)
ゼオライトにはニオイの原因物質を吸着する働きがあり、口臭軽減に一定の効果があります。ただし、「汚れや歯周病という根本原因」を直接取り除くものではないため、あくまで補助的な「プラスαのケア」として取り入れるのがおすすめです。
「乾燥(ドライマウス)」が原因なら:唾液を出す習慣
お口の乾燥は、単に口臭だけでなく、むし歯や歯周病を急加速させるリスクがあります。
セルフケア: こまめな水分補給、よく噛んで食べる、唾液腺マッサージなどで分泌を促します。
知っておきたい背景: 実は、ドライマウスは「薬の副作用(抗うつ薬、血圧の薬など)」や「全身疾患(シェーグレン症候群や糖尿病など)」が原因で起こることも多く、自力での改善が難しいケースも珍しくありません。 「たかが乾燥」と思わず、お口の乾きが続く場合は、早めに専門医へ相談することが大切です。
「自分では解決できない」なら:プロの力を借りる
歯科医院でのクリーニング
自分では落としきれない歯石や汚れは、時間が経つほどニオイの原因になります。定期的にプロのケアを受けることで、自分では除去できない汚れをしっかり取り除き、口臭の原因を根本から減らすことができます。
また、プロのチェックを受けることで、自覚症状のないむし歯や歯周病、過去に根の治療を行った歯のトラブルなども早い段階で見つけることができます。
多角的なチェック(鑑別診断)
セルフケアを徹底しても改善しない場合や、強い乾燥・出血がある場合は、お口の問題だけでなく内科や耳鼻科との連携が必要なサインかもしれません。「お口の中に原因があるのか、それとも全身的な原因があるのか」を正しく鑑別診断するためにも、まずは歯科でプロのチェックを受けましょう。
まとめ
口臭はとてもデリケートな悩みですが、原因の多くははっきりしています。そしてその多くは、正しくケアすれば改善できるものです。
👉️「毎日歯磨きしているのに気になる」
そう感じたときこそ、ケアを見直すタイミングです。 歯ブラシ1本だけに留まらず、フロスや舌ブラシを併用する「一歩進んだセルフケア」をぜひ取り入れてみてください。
またセルフケアをしても改善しない場合や、歯ぐきの出血・腫れがある場合は、むし歯や歯周病が関係している可能性もあるため、一度歯科でチェックを受けることをおすすめします。
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