2026年4月01日

四谷三丁目で歯医者をお探しの方へ
こんにちは、紬デンタルオフィス四谷三丁目院長です。
歯茎の腫れの原因や対処法について、歯科医師が解説します。
痛くなくても放置しないでください
歯茎の腫れは、痛みがなくても放置すべきではありません。
実際には、以下のような疾患が隠れていることがあります。
・歯周病
・根の先の感染
・親知らず周囲の炎症
・腫瘍
特に痛みがない腫れは進行しているケースも多く、気付いたときには症状が悪化していることもあります。
👉2~3日以上腫れが続く場合や、繰り返す場合は早めの受診をおすすめします。
歯茎が腫れる主な原因
歯茎の腫れは、ひとつの原因だけでなく、いくつかの要因によって起こります。
歯周病(歯周病について詳しくはこちら)
歯と歯ぐきのすき間に細菌がたまり、炎症が起こることで腫れます。
初期は痛みが少ないため気づきにくく、違和感のまま進行してしまうケースもあります。
歯の根の感染(根管治療について詳しくはこちら)
歯の神経が感染すると、根の先に膿がたまり、歯茎が腫れることがあります。
・一部分だけ腫れる
・以前治療した歯の周囲に出る
といった特徴があります。
歯のヒビ・歯根破折
歯にヒビが入ることで細菌が入り込み、炎症が起こることがあります。
腫れを繰り返す場合や、なかなか改善しない場合は注意が必要です。
親知らず周囲の炎症
親知らずの周囲は汚れがたまりやすく、腫れやすい部位です。
それ以外の原因
歯茎の腫れは、まれに
・腫瘍
・骨の形によるふくらみ
などが原因となることもあります。
また、複数の原因が重なっていることもあります。
見た目だけで判断することは難しいため、気になる症状が続く場合は歯科での確認が必要です。
痛くない歯茎の腫れが危険な理由
「痛くないから様子を見ている」という方は多いですが、実際には注意が必要です。
その理由は、慢性的な炎症は痛みが出にくいためです。
・歯周病はゆっくり進行する慢性炎症
・神経に直接刺激がない
・膿の出口があり圧が逃げている
こうした状態では、腫れていても痛みを感じにくいことがあります。
👉 その結果、気づいたときには進行しているケースも少なくありません。
放置するとどうなるか
原因によって異なりますが、歯茎の腫れを放置すると次のようなリスクがあります。
・歯を支える骨が溶ける→歯がグラグラになる
・感染が広がる
・膿がたまり強い痛みが出る
・最終的に歯の保存が難しくなることも
受診の目安
以下のような場合は、一度歯科での確認をおすすめします。
・腫れが数日以上続いている
・同じ場所が繰り返し腫れる
・出血がある
・違和感が続いている
早い段階で原因を確認することで、比較的シンプルな対応で済むことも多くなります。
ご自宅でできる応急対応
あくまで一時的な対処ですが、以下が有効です。
・丁寧なブラッシング
・刺激の少ないうがい薬の使用
・強く触らない
※腫れている部分を強く押したり潰したりするのは逆効果です
当院での対応について
当院では、歯茎の腫れに対して歯周病だけでなく、歯の根の状態や歯のヒビなども含めて確認し、原因に応じた対応を行っています。
また、必要に応じてCT撮影により骨や歯の状態を立体的に確認し、マイクロスコープを用いて肉眼では確認しづらい部分も含めて精密に診断・処置を行っています。レーザー機器を活用した治療にも対応しています。
他院で改善しなかったケースや、原因がはっきりしない腫れについても対応しています。
まとめ
歯茎の腫れは、一時的な炎症で落ち着くこともありますが、歯周病や歯の根の感染が原因となっているケースも少なくありません。
痛みがない場合でも、
「腫れが続いている」「繰り返している」といった場合は、早めに確認することが重要です。
一方で、すぐに大がかりな治療が必要になるとは限らず、原因を確認することで、早期の対応で済むケースも多く見られます。
まずは現在の状態を正確に把握することが大切です。
よくある質問(FAQ)
歯茎の腫れは自然に治りますか?
一時的に引くことはありますが、原因が残っている場合は再発することが多いです。
歯茎が片側だけ腫れるのはなぜですか?
特定の歯に問題があるケースが多く、歯周病や根の感染、親知らずの炎症などが原因として考えられます。
市販薬やうがい薬で治りますか?
一時的に症状が軽くなることはありますが、原因そのものは解決できないことが多く、再発する可能性があります。
歯茎に白いできものがあるのは何ですか?
歯茎の白いできものは“膿の出口(サイナストラクト・フィステル)”であることが多く、歯根内部の感染が続いているサインです。
ちなみに冒頭の写真はサイナストラクトです。
四谷三丁目で歯医者をお探しの方へ
当院では、いきなり治療を進めるのではなく、現在の状態や原因についてご説明したうえで、必要な対応をご提案しています。
違和感のある段階でも構いませんので、気になる症状がある場合はお気軽にご相談ください。
