C4|歯根まで進行したむし歯
症状
むし歯菌が歯根まで侵入し、歯の大部分が崩壊している末期の状態です。
神経が壊死しているため一時的に痛みを感じなくなりますが、放置すると歯根部に膿がたまり、強い痛みや腫れを引き起こすことがあります。この段階では、歯を残すことが難しくなるケースもあります。
治療方法
残っている歯の量や歯根の状態によっては、抜歯が必要となる場合があります。
当院では、歯の状態を正確に診査したうえで、可能な限り歯を残す選択肢も含めてご提案します。
ただし、保存が難しいと判断される場合や、将来的に歯を残すメリットが少ないと考えられる場合には、状態や見通しを丁寧にご説明したうえで、無理のない治療方針をご提案します。
いずれの場合も、早期の受診が治療の選択肢を広げる重要なポイントとなります。
気になる症状がある場合は、できるだけ早めにご相談ください。
抜歯(歯の喪失)後の治療方法
歯を失った場合、そのまま放置すると、噛み合わせの乱れや周囲の歯の移動、顎関節への負担など、さまざまな問題が生じる可能性があります。そのため、失われた歯の機能を補う治療が必要となります。
抜歯後の治療方法には、主に以下の選択肢があります。
■ブリッジ(連続した被せ物)
ブリッジは、失った歯の両隣の歯を土台として、連続した被せ物を装着する治療方法です。
固定式のため違和感が少なく、比較的しっかり噛むことができます。一方で、健康な両隣の歯を削る必要があるというデメリットがあります。
【メリット】
・固定式で違和感が少ない
・比較的治療期間が短い
【注意点】
・両隣の歯を削る必要がある
・支えとなる歯に負担がかかる
■入れ歯(義歯)
入れ歯は、取り外し式の装置で失った歯を補う治療方法です。
外科処置が不要で、比較的短期間で作製できる点が特徴です。ただし、硬い食べ物や粘着性のある食べ物では噛みにくさを感じたり、装着時の違和感が出ることがあります。
使用に慣れるまで、ある程度の時間が必要です。
【メリット】
・外科手術が不要
・比較的短期間で治療が完了する
【注意点】
・噛む力が天然歯より弱くなる
・違和感が出やすい場合がある
・支えとなる歯に負担がかかる
■インプラント
インプラントは、顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に歯を作る治療方法です。
両隣の歯を削る必要がなく、ご自身の歯に近い噛み心地を得られることが大きな特徴です。一方で、インプラントを埋め込むための外科手術が必要となり、全身疾患の状態や重度の歯周病がある場合には、適応できないことがあります。
また、治療期間が比較的長くなる傾向があります。
【メリット】
・両隣の歯を削らずに済む
・噛む力や安定性に優れている
【注意点】
・外科手術が必要
・全身状態や口腔内環境によっては適応外となる