歯周ポケットが深いと言われたら?4mm・6mm・8mmの見方と歯周病検査|歯をできるだけ残すことを重視した精密な歯科治療|東京・四谷三丁目の歯医者

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歯周ポケットが深いと言われたら?4mm・6mm・8mmの見方と歯周病検査

歯周ポケットが深いと言われたら?4mm・6mm・8mmの見方と歯周病検査|歯をできるだけ残すことを重視した精密な歯科治療|東京・四谷三丁目の歯医者

2026年6月18日

歯周ポケットが深いと言われたら?4mm・6mm・8mmの見方と歯周病検査
執筆:小糸 潤(院長)

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歯科医院で検査を受けたとき、

「歯周ポケットが深くなっています」
「奥歯に6mmのポケットがあります」
「歯周病が進んでいる可能性があります」

このような説明を受けて、不安になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

歯周ポケットとは、歯と歯ぐきの間にある溝のことです。健康な状態でも浅い溝は存在しますが、歯ぐきに炎症が生じたり、歯を支える骨が吸収されたりすると、この溝が深くなっていきます。

歯周ポケットの深さは、歯周病の進行度を把握するうえで重要な指標です。ただし、「4mmだから軽症」「8mmだから必ず抜歯」というように、数値だけで治療方針が決まるわけではありません。

実際の歯周病検査では、1本の歯につき6か所を測定する「6点法」でポケットの深さを確認しつつ、検査時の出血の有無、歯の揺れ、奥歯の根の分かれ目の状態なども含めて総合的に評価していきます。

この記事では、歯周ポケットの数値の読み方、4mm・6mm・8mmそれぞれの意味、深いポケットがある場合に確認すべき検査内容、そして治療とメンテナンスで大切なことについて解説します。

四谷三丁目・新宿周辺で「歯周ポケットが深い」と指摘を受け、気になっている方はぜひ参考にしてください。

歯周ポケットの数値の目安

歯周ポケットの深さは、専用の器具(プローブ)を用いて1mm単位で測定します。健康な歯ぐきにも歯と歯ぐきの間には浅い溝が存在しますが、炎症が生じたり歯を支える骨が吸収されたりすると、この溝が徐々に深くなっていきます。

数値の目安は以下の通りです。

ただし、歯周病の状態は歯周ポケットの深さだけで決まるわけではありません。

たとえば、同じ4mmのポケットでも、検査時に出血がない場合と出血を伴う場合では意味が異なります。同じ6mmのポケットであっても、レントゲンで確認できる骨の状態、歯の揺れ、奥歯の根の分かれ目への影響の有無によって、治療方針は変わってきます。

そのため、歯周ポケットの深さに加えて、1本の歯につき6か所を測定する検査、出血の有無、歯の揺れ、奥歯の根の状態、レントゲンで確認できる骨の吸収などを総合的に判断することが重要です。「4mmだから軽い」「8mmだから必ず抜歯」というように、数値だけで結論を出すことは適切ではありません

歯周ポケットの深さはあくまでも指標のひとつです。炎症の状態、骨の残り方、歯の揺れ、清掃のしやすさ、そして治療への反応をあわせて見ていくことが大切です。

歯周ポケット4mm・6mm・8mmはどう考える?

4mmの歯周ポケット

歯周病の可能性がある状態です。歯ぐきの腫れによって一時的に深くなっている場合もありますが、出血を伴う場合は炎症が残っているサインと考えられます。

6mmの歯周ポケット

中等度以上の歯周病が疑われる状態です。歯ぐきの中に歯石が付着していたり、レントゲンで骨吸収が確認されたりすることがあります。通常の歯磨きだけで改善させるのは難しく、歯周病治療と再評価が必要になることが多いです。

8mm以上の歯周ポケット

歯周病がかなり進行している可能性があります。歯の揺れ、歯ぐきからの膿、骨の吸収の程度、奥歯の根の状態などによっては、歯を残せるかどうかを慎重に判断する必要があります。ただし、8mmだから必ず抜歯というわけではありません。

歯周ポケットが深い場合に確認する検査内容

歯周病の検査では、主に以下の項目を見ていきます。

6点法による歯周ポケット測定

歯周ポケット検査では、1本の歯につき6か所を測定します。同じ1本の歯でも、表側・裏側・歯と歯の間でポケットの深さが異なることがあります。

1か所だけを測るのではなく、歯の全周を細かく確認することで、どの部位に深いポケットや炎症が残っているかを詳しく把握します。

検査時の出血

歯周ポケットを測定する際に出血が見られる場合、その部位に炎症が残っている可能性があります。同じ4mmや5mmのポケットでも、出血がない場合と出血を伴う場合では、状態の意味が異なります。

出血は、歯ぐきの中で細菌による炎症が続いているサインのひとつです。どの部位で炎症が起きているかを把握するうえで、重要な情報になります。

歯の揺れ

歯周病が進行すると、歯を支える骨が失われ、歯が揺れやすくなります。歯周病検査では、この揺れの程度もあわせて確認します。

歯の揺れがある場合、歯周病による骨の吸収だけでなく、噛み合わせの力が過度にかかっていることが関与している場合もあります。歯を残せるかどうか、どのような治療が必要かを判断するうえで、揺れの程度は重要な指標になります。

奥歯の根の分かれ目(根分岐部)の状態

根が複数に分かれている奥歯では、歯周病が進行すると根の分かれ目にまで炎症や骨の吸収が及ぶことがあります。

この部分まで病変が進むと、歯ブラシや歯間ブラシが届きにくくなり、再発しやすい状態になります。奥歯では特に、根の分かれ目への影響の有無や程度が、歯を残せるかどうかの判断に大きく関わります。

レントゲンでの骨の状態の確認

歯周ポケットが深い場合、歯を支える骨がどの程度残っているかをレントゲンで確認します。

歯周病による骨の吸収には、骨が全体的に均一に失われるパターンと、一部だけ深く失われるパターンがあり、状態によって治療の難易度や方針が異なります。ポケットの深さとレントゲンの所見をあわせて確認することで、歯周病の進行度をより正確に把握することができます。

プラーク・歯石の付着状況

歯周病の原因となる細菌は、プラーク(歯垢)や歯石の周囲に多く存在します。そのため、汚れが残りやすい部位や、歯ぐきの中に歯石が付いていないかも確認します。

深いポケットの中に歯石が残っていると炎症が長引きやすくなります。そのため、治療では歯ぐきの上の歯石だけでなく、必要に応じて歯ぐきの中の歯石も取り除いていきます。

噛み合わせの負担

歯周病のある歯に強い噛み合わせの力が加わると、歯の揺れや骨の吸収が悪化することがあります。そのため、歯ぎしりや食いしばりの有無、特定の歯に力が集中していないかも確認します。

歯周病は細菌による病気ですが、噛み合わせの負担が重なることで状態が複雑になるケースもあります。細菌と噛み合わせの両面から状態を確認することが大切です。

👉歯周病について詳しくはこちら

歯周病の治療の流れ

歯周病治療は、歯ぐきの中にたまった細菌や歯石を取り除き、炎症を落ち着かせることを目的に行います。ただし、一度の治療で完結するものではなく、治療後の再評価と継続的なメンテナンスが重要です。

歯周病検査

まず、歯周ポケットの深さ、検査時の出血の有無、歯の揺れ、奥歯の根の分かれ目の状態、レントゲンで確認できる骨の吸収の程度などを確認します。この検査によって、歯周病がどの部位にどの程度進行しているかを把握し、治療の方針を立てます。

セルフケアの確認・指導

歯周病治療では、歯科医院での処置と並行して、毎日のセルフケアが欠かせません。歯ブラシの当て方、歯間ブラシやデンタルフロスの使い方、磨き残しが生じやすい部位を確認し、炎症が起こりにくい口腔内環境を整えていきます。

歯ぐきの上の歯石除去

歯ぐきより上に付いた歯石やプラーク(歯垢)を取り除きます。歯石が残っていると細菌がたまりやすく、歯ぐきの炎症が続きやすくなります。まずお口の中全体の汚れを取り除き、歯ぐきの炎症を落ち着かせることが治療の基本的なステップです。

歯ぐきの中の歯石除去

歯周ポケットが深い部位では、歯ぐきの中に歯石が付いていることがあります。この場合、専用の器具を使って歯ぐきの中の歯石や汚れを丁寧に取り除いていきます。特に5〜6mm以上のポケットがある部位では、歯ぐきの上の歯石除去だけでは炎症が改善しにくいことがあります。

再評価

一通りの治療が終わった後、再度歯周病検査を行います。歯周ポケットの深さが改善しているか、出血が減少しているか、炎症が落ち着いているかを確認します。この再評価の結果をもとに、メンテナンスへ移行するか、追加の治療が必要かを判断します。

必要に応じた追加治療

深いポケットや炎症が残っている場合は、追加の治療を検討します。状態によっては、歯ぐきや骨の外科的な処置、噛み合わせの調整、揺れている歯への対応、あるいは保存が難しい歯の抜歯が必要になることもあります。

歯を残せるかどうかは、骨の残り方、歯の揺れの程度、奥歯の根の分かれ目への影響、清掃のしやすさ、噛み合わせの負担などを総合的に確認して判断します。

メンテナンス

再評価で状態が安定していれば、メンテナンスへ移行します。 歯周病は再発しやすいため、治療後も歯周ポケットや出血の有無、清掃状態を定期的に確認します。

メンテナンスの間隔は口腔内の状態によって異なりますが、歯周病のリスクが高い方ほど、継続的な管理が重要になります。

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メンテナンスの重要性

歯周病は、治療によって炎症が落ち着いても再発しやすい疾患です。
そのため、治療後も定期的に歯周組織の状態を確認し続けることが大切です。

メンテナンスでは、歯周ポケットの深さ、検査時の出血の有無、プラーク・歯石の付着状況、咬合負担などを確認します。

特に、治療後も深いポケットが残っている部位や出血が見られる部位は、再発のサインを早めに把握するために継続的な確認が必要です。

メンテナンスの間隔は、歯周病の進行度、セルフケアの状況、全身状態などによって個別に設定します。

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四谷三丁目・新宿周辺で歯周病が気になる方へ

歯周ポケットが深くなると、歯ぐきの中に付着した歯石や汚れを確認・除去する難易度が高くなります。

特に5mm以上の深いポケットでは、歯ぐきの中の状態を肉眼だけで確認しにくく、通常のクリーニングだけでは炎症が改善しにくいケースもあります。

紬デンタルオフィス四谷三丁目では、必要に応じてマイクロスコープによる拡大視野のもとで、歯ぐきの中の状態を確認しながら歯石の除去を行っています。
見えにくい部位を丁寧に確認することで、歯石の取り残しをできる限り減らすことを目指しています。

歯周ポケットが深いと指摘された方、歯ぐきの腫れや出血が続いている方、歯周病の進行が心配な方は、お気軽にご相談ください。

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よくある質問

Q. 歯周ポケットは何mmから歯周病ですか?

健康な歯ぐきの歯周ポケットは1〜3mm程度です。4mm以上になると、歯ぐきに炎症がある、または歯周病が進行している可能性があります。

ただし、深さだけで状態を判断するわけではありません。検査時の出血の有無、レントゲンによる骨吸収の程度、歯の動揺度などもあわせて確認します。

Q. 歯周ポケット6mmは重症ですか?

6mmのポケットがある場合、中等度以上の歯周病が疑われます。歯肉縁下に歯石が沈着していたり、歯槽骨の吸収が生じていたりすることがあります。

6mmだから必ず抜歯というわけではありませんが、セルフケアだけで改善させることは難しいため、歯周病検査と適切な治療が必要です。

Q. 歯周ポケット8mmと言われたら抜歯ですか?

8mm以上のポケットは、歯周病がかなり進行している可能性があります。ただし、8mmだから必ず抜歯になるわけではありません。

保存可否は、骨の残存量、動揺度、根分岐部病変の有無、炎症の状態、清掃のしやすさ、咬合負担などを総合的に確認して判断します。

Q. 深い歯周ポケットは歯石除去だけで治りますか?

炎症が軽度であれば、歯石除去とセルフケアの改善で歯ぐきの状態が落ち着くことがあります。

しかし、5mm以上の深いポケットでは歯ぐきの中に歯石や汚れが残りやすく、通常のクリーニングだけでは改善が難しいことがあります。その場合は、専用の器具を使った歯ぐきの中の歯石除去と、治療後の再評価が必要になります。

Q. マイクロスコープを使うと歯周病治療はどう変わりますか?

マイクロスコープを使用することで、肉眼では確認しにくい部位を拡大視野で確認しながら処置を行うことができます。特に深い歯周ポケットでは、縁下歯石や根面の状態を把握しにくいため、拡大視野での処置によって取り残しをできる限り減らすことを目指します。

ただし、マイクロスコープを使用すれば歯周病が必ず治る、歯石を完全に除去できる、というわけではありません。歯周病の状態に応じた検査・治療・メンテナンスの継続が重要です。

Q. 歯周ポケットは一度改善すれば安心ですか?

歯周病は再発しやすい疾患です。治療によって炎症が改善しても、プラークや歯石が再び蓄積すると悪化することがあります。

治療後は、歯周ポケットの変化、プロービング出血の有無、動揺度、セルフケアの状況などを定期的に確認し、安定した状態を維持していくことが大切です。

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